Monday, March 21, 2011

カプリ島

 本当は世界遺産のアマルフィ海岸に行きたかったのだけれど、時差ボケで寝坊して早朝出発ができず断念。近場のカプリ島にナポリから高速船に50分揺られてやってきた。カプリ島は「青の洞窟」で有名な島。わたしにとっての「青の洞窟」とはレトルトのスパゲティ・ソースの名前だったので、実物がこんなところにあるとはまったく知らなかったのだが、光の屈折の加減で海の青が幻想的に変化するという不思議な洞窟らしい。ただし洞窟の入り口が狭いため、ほんのちょっとの波の荒れでも入ることができないという稀少価値の高い観光地なのだそうだ。そしてわたしたちの行ったこの日も、ちょっと波があるとのことで入ることはできなかった。う〜ん残念。その変わりに遊覧ボートで島のまわりを1周した。1時間ほどでまわれる可愛い島は、古代ローマの皇帝たちの別荘地だったそうで、急な斜面にびっしりと家が立ち並ぶ美しい町並みや、大金持ちの別荘が印象的だ。船を下りたあと、マリーナから島の高台にあるダウンタウンまで足を延ばした。人ひとり通るのがやっとというような細い路地が急な斜面に隠れるように続いている。そしてその路地の両側にかわいい住宅が建ち並んでいる。後ろを振り返れば、美しいマリーナ、紺碧の地中海の向こうにはナポリの街が遠くに見える。家々の庭にはレモンの樹。庭にレモンがなってるってちょっとどうよ! ステキだわ〜 カフェで飲んだブラッド・オレンジとレモンをミックスしたジュースは、う~ん、一生モノのおいしさだったかも!

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