Saturday, June 2, 2012

エイボン・ウォーク

街中にピンクが溢れていると思ったら、この週末はAvon Walk for Breast Cancer。全米の各都市で行われているエイボン財団によるこのチャリティ・ウォークは、数千人の参加者によって多額の寄付金を集め、乳がんの教育プログラムや治療のための研究機関の支援に使われる。参加者はひとり最低1800ドルの寄付金調達が義務づけられていて、それってちょっと大変な感じに聞こえるけれど、職場や友人の集まりなどで呼びかけると意外なほど簡単に集めることができる金額である。ほとんどの人は身近な友人がこういうチャリティに積極的に取り組んでいることに敬意を表して、寛大にお財布のひもを解いてくれるから。そういうところ、アメリカっていいなぁと思うのだ。で、見事に目標額を達成した参加者は、週末の2日間をかけて39マイル(約72キロ)の道のりを歩く。シカゴではソルジャー・フィールドからリンカーン・スクエアのオーナー・パークまでの間を往復。身近な人を乳がんで亡くした人や、今まさに乳がんと闘っている人が身近にいる人は、それぞれの思いをプラカードに示したり、思い思いのコスチュームで参加。ビジュアルにインパクトのあるピンクの集団は、街角での素晴らしい啓蒙活動だ。わたしも、ずいぶん前に手術をして今元気にしているOさんのことや、去年手術をしたMちゃんのことを考えた。このイベント、シカゴでは今年で10回目だそうで、お天気に恵まれてよかったね。

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