Sunday, June 24, 2012

プライド・パレード

午前中に走ったハーフ・マラソンから家に帰る電車の中は、レインボーを纏った人々を満載。いよいよパレードだ。推定85万の人出だそうで、パレードのルートのほぼ中央に位置するウチの周りは、道路を渡るのも大変なほどの大混雑。パレードの前半を占めるのは、エマニュエル・シカゴ市長やクイン・イリノイ州知事を始め、改選の年に当たって選挙活動に精を出す多くの政治家たち。オバマ大統領が同性結婚を支持する方針を発表したことを受けて一層の盛り上がりを見せるLGBTの市民グループ。そしてゲイ・コミュニティがメディアの話題になると必ず登場する宗教団体の人々は、今年は仲良くひとつの巨大なグループとしてまとまって列を成す。地元の有力者団体や、ビジネス、メディア、ミリタリー。ビキニの女性たちやホットパンツに上半身ハダカの男性たちが、騒々しいミュージックとともに山車の上で踊りまくる姿ももちろん健在だ。なにしろ全米一、すなわち世界一(こんなもん、アメリカ以外じゃあり得ない!)の規模であるというこのクレージーな大騒ぎ。クレージーな人々の主張を押さえ込み切れなくなった結果、先見を持つ政治家やビッグビジネスの有力者を巻き込んで、クレージーな主張がどんどん膨らんでいく。人々のユニークな個性の尊重や多種多様の共存にはもちろん賛成だけれど、こういう主張を飲み込んで、この先社会がどんな方向に動いていくのか、リーダーとなる人がどんな風に人々を導いていくのか、楽しみでもあり不安でもある。ま、そんな不安はちょっとおいといて、とりあえず今日のところはこのお祭り騒ぎを楽しみましょうか。あまりの混雑で沿道からはほとんど写真が撮れなかったので、映像は↓こちらでご覧ください。来年はどうにか特等席を確保しなくちゃ!

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