Wednesday, June 13, 2012

ロイ・リキテンスタイン

久しぶりにアート・インスティチュート! 大大だ〜い好きなこの美術館(3年前にモダン・ウィングが開館してからますますスバラシイ!)で今、ウォーホールと並んでアメリカン・ポップ・アートの代名詞ともいえるロイ・リキテンスタイン回顧展が開かれている。漫画のコマを拡大したようなポップ・アートで、抽象表現主義とかモダニズムとか言われた20世紀の難しいモダンアートを、一気にわかりやすく通俗的にして大衆の人気を集めた、いかにもアメリカらしいアーティストである。政治も経済も閉塞感にさいなまれる今の時代から眺めると、この人の活躍した60-70年代のアメリカはホントに元気だったんだね。強い線、原色のベタ塗り、徹底した平面性。アタマ空っぽになってなんだかスカッとする。この企画、発案からオープンまでは実に5年がかかっているそう。入り口のすぐ脇で迎えてくれるのは代表作のひとつ「Look Mickey」。東京都現代美術館が6億円(!) 出して買ったという「Girl with Hair Ribbon」は残念ながら来ていませんでした。展示は9月3日まで。イリノイ州に住んでいる人は水曜日は無料で入れる。元気になりたくなったら、もう1回行こうかな。

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