Sunday, June 10, 2012

オールドタウン・アート・フェア

1950年から続くというオールドタウン・アート・フェアは、中西部で最も古いアウトドア・フェスティバルのひとつ。市の歴史保存地区に指定された、高級住宅地で知られるオールドタウンの、緑が豊富で古くて美しい住宅地の一角に、アーティストの白いテントが並ぶ。絵画やフォトグラフィー、陶芸や彫金、ジュエリーなどジャンルは様々だけれど、このアート・フェアは厳しい審査によって厳選されたアーティストにしか展示権が与えられないので、ローカルの自称アーティストがビーズのジュエリーを12ドルで売ってる、みたいなそこいらのストリート・フェスティバルとはちょっと質が違うのだ。今年は580の応募の中から266のアーティストが選ばれたそうで、毎年全体の約20%が入れ替わるんだそう。もちろんそこいらのストリート・フェスティバルのように、ホットドッグやビールの屋台が賑わっていたり、ステージではミュージシャンが演奏していたりもするのだけれど、それでもどこか全体に大人っぽい雰囲気があるのは、やっぱりハイソな場所柄と、このアートフェアの趣旨なんだな。お祭りというよりは屋外ギャラリーで作品を鑑賞しているような感じ。もちろん作品は全部売り物ですが、そうそう買えるモノじゃぁないしね。アート・フェアと同時に、この住宅街のいくつかのお宅のお庭自慢のガーデン・ツアーも、なかなかステキでお薦めです。

どさくさに紛れて、近所の子どもが
勝手に自分の絵を展示して売ってる場面に遭遇。
カワイイ。こういう環境で育つと
アートも身近になるんだろうね。

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