Wednesday, September 11, 2013

9/11

あれから12年。アメリカにいると今でもいろいろな場面で、あの日犠牲になった方たちやその遺族の方たちのことを思う機会に遭遇するのだが、今日は改めてあの悲劇と向き合う日だ。あの日を境にアメリカは変わったと思う。去年のニューヨーク・マラソンで も見られたように、みんなで助け合ってよりよいコミュニティを築いて行こうという仲間意識やコミュニティ精神が、より根付いたと思うのだ。でも、あの日を きっかけにアフガニスタンやイラクとの戦争の泥沼に入って行ったのも事実である。そのために投入された莫大な資金、戦地で失われた多くの若い命、いつまで たっても停滞したままの国内経済、荒廃した地域や荒れる学校。それなのに今また、シリア問題で軍事力を行使すべきか否かですって!? アメリカ国民の誰に聞いたって、まともな人なら否と言うに決まっている。この件に限らず、相も変わらず迷走するオバマ政権にはもうがっかりだけれど、ロシアにしてやられて、とりあえずシリア攻撃の機を逸したことはいいことだった。9/11のあの悲しみや絶望を経験したアメリカだからこそ築くことのできる、平和への貢献の道が きっとあるはず。それを見つけなければ、あの日犠牲になった人たちに対して、申し訳が立たないではないですか。

去年の秋に訪れたWTC跡地にあるメモリアル・パーク、滝の慰霊碑

そして ↓ こちらは、新しいWTC、フリーダムタワー完成までの10年の様子が1分半で見られるビデオ。







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