Friday, September 27, 2013

ハンバーガー・ホップ

今週末のシカゴ・グルメ・ショー、オープニング・パーティの「ハンバーガー・ホップ」に行った。ミレニアム・パーク、ハリス・シアターのルーフトップに大きなテントを張って行われたこのイベントは、シカゴの15のレストランによるハンバーガー食べ比べパーティ。最後に6人の審査員による審査員賞とパーティ参加者の投票によるピープルズ・チョイス賞が発表される。

去年見事に審査員賞に輝いたYoshi's Caféのヨシさんは、今年は審査員。ヨシさんのゲストとして招待してもらったワタクシは、バーガーの香ばしい香りが充満するテント内をバーで貰ったドリンク片手に彷徨い、ずらりと並んだシカゴを代表する有名店の、それぞれに趣向を凝らしたひと口サイズのバーガーを試食しまくるというラッキーな機会をいただいた。でも一口サイズとはいってもけっこうどっしりしているので、あっという間にお腹がいっぱいになり、5軒目でギブアップ。さすがに15は試せない。シンプルな正統派のバーガーから、あっと驚くようなトッピングを組み合わせたものや、おやっと思わせるソースが絶妙だったりと、ひと言でバーガーとは言ってもお店によって味も見た目もさまざま。

ワタシが試すことができた5件の中で、好きだったのはミレニアム・パークの真向かいの「The Gage」とFood Networkのクッキング・ショー「Sandwich King」のバーガー。「The Gage」はお肉と一緒のトッピングが何なのかわからないけれど微妙に美味しくて、「Sandwich King」はお肉のジューシーさとちょっとスパイシーなソースがグッドだった。そして「Sandwich King」はピープルズ・チョイス賞に選ばれた! 

審査員のヨシさんは、審査員なだけにお腹がいっぱいなどと泣き言は言えず、15種すべてを食べなければならない。ワタシなど素人は一口サイズ5つも食べればもうアップアップで、あとは何を食べてもそれほど違いがわからなくなってしまうのだが、さすがそこはプロ。厳しい視点で真面目にしっかり審査していた。

審査員賞は、審査員テーブルで、どのお店のものかがわからない状態で試食が行われ、味、クリエイティビティ、プレゼンテーション、総合の4項目にわたって得点がつき、その合計点で勝敗が決まる。今年の審査員賞に輝いたのは、シカゴ・トリビューン・タワー1階にある「Howells & HoodScott Walton氏のキムチをトッピングに使ったバーガー。美味しいことはもちろんなんだろうけれど、アメリカ人シェフのキムチを使ったハンバーガーが優勝するという、こんなにも国際色豊かになったアメリカの食文化に、なんだか感動すらおぼえてしまうのだ。残念ながら今回ワタシの口には入らなかったのだが、なんだキムチを使っていると知っていれば真っ先に試してみたのに〜と、ちょっと悔しい。ここで名声を得たバーガーは、Yoshi's Caféでもそうだったように、大抵の場合はお店のメニューにデビューするそうなので、これは一度お店に足を運ばなくてはね。と、敵の商戦略のツボにはまる一介の消費者であるワタクシなのである。

Sandwich King」のバーガー
「Ralph Lauren Restaurant」のミニバーガー。
各お店のブースの前はどこも
サンプルを貰う参加者で行列なのだけれど、
さすがはみんな一流店。決して待たせることなく、
次々とスムーズに料理が出て来る。
審査員席。6人の審査員がお腹をいっぱいにしながらも厳正に審査。
一番奥がヨシさん
ルーフトップのパーティには最適の最高のお天気。
ダウンタウンのイルミネーションもきれい。

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