Saturday, May 10, 2014

ロミオとジュリエット

パフォーミング・アーツの週末、2晩目はバレエ『ロミオとジュリエット』 シェイクスピアの古典+プロコフィーフ作のバレエ組曲を、世界的にも有名なシカゴのRobert Joffreyバレエ団が現代演出によって新創作したダンスパフォーマンス。舞台の背景にマルチメディアのスクリーンを使って、3幕のそれぞれを20世紀イタリアの30年代、50年代、90年代と、政治的に異なる時代の映像を投影するというユニークな演出。今回10日間だけのこの公演は、米国プレミア、世界初公開なのだ。きのうの『オズの魔法使い』もそれはそれでよかったけれど、言っちゃ何だが、やっぱり格式が全然違う。シカゴ・フィルハーモニー・オーケストラの豪華でドラマチックな演奏と、鍛え抜かれ磨き抜かれたダンサーたちの人間業とは思えないような華麗な踊り。音楽とカラダの動きだけでこれだけ引きこまれる芸術があるんですねぇ。満席のオーディトリアム・シアターはドレスアップした観客もたくさん。今日はラッキーにもオーケストラフロアのど真ん中の席を譲っていただいたので、最高に贅沢な気分で鑑賞しました。こういう超一流のアートが比較的簡単に手に届く範囲にある、シカゴはやっぱりいいなぁ。


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