Wednesday, May 28, 2014

シドニーの電車

シドニーの鉄道網はとても便利で使いやすい。街の中心となるセントラル・ステーションを起点に、市内をループ状に巡回する地下鉄と、 四方へ延びる数多くの郊外線。それぞれに本数も多いし、乗り継ぎも わかりやすく、とてもよく機能している。セントラル・ステーションは規模的にはおそらく新宿駅より少し小さいくらい。電車が駅のホームに入る時の感じがJRの新宿駅とよく似ている。通勤の足として利用させてもらっているので、ワタシも駅と電車にはずいぶん慣れ、広大な駅の構内を端から端まで 毎日よく歩いている。

シドニー・トレインというひとつのシステムにまとまっているこの鉄道網を走る電車はみんな総2階建て。比較的新しくきれいで明るい車内の縦並びの座席は、乗客の手で座席の背もたれを動かして簡単に グループ用の向き合い席に配置を換えたりできる。 2階のほうが眺めはいいけれど、1階のほうが空いているので、ひとりの世界に没頭したい人には1階席がおすすめ。

1時間に数十本の電車が時刻表に従ってきちんと運行している東京に比べると、「”だいたい” 10分に1本運行」ってところは、オーストラリアらしいかも。東京の通勤電車も2階建てならもう少し渋滞が緩和されるのにね。どっちもいいところと改善するべきところがあります。それにしても、いろんな都市のいろんな電車に乗ったけれど、地上から地下奥深くまで何層にもなって入り組んだ複雑な鉄道網を、 何百という電車が数分の狂いもなく走っている、そんな東京ほどの公共交通システムは世界のどこにもないかも。そしてシカゴは....といえば、それはもうまったくもってお話にならないくらい遅れているのだ。

ちょっとレトロな感じ。セントラル・ステーションのプラットフォーム
駅前の雰囲気も東京とよく似ている
通勤通学客が行き交う駅のコンコース。
ストリート・ミュージシャンもあちこちに
乗車と同時に、
上に行くか下に行くかの決断をせまられる
モダンできれいな電車はロゴもかわいい
近郊の駅も東京の私鉄沿線の駅とよく似ている

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