Saturday, May 24, 2014

ザ・ロックス

あまり予備知識のないまま訪れたシドニーだけれど、シドニーの代表的観光地ここザ・ロックスは、1700年代後半に英国から最初の移民船が辿り着いたオーストラリア発祥の地だそう。その名の通り大きな岩ばかりの土地だったとかで、今でもむきだしの岩壁があちこちにある。ここは英国からの流刑の地でもあり、囚人たちがのみとハンマーで岩を掘って街を造成していったんだそうだ。長い間下水のシステムが造られず衛生状態のひどかった街は、20世紀初頭にペストが蔓延して壊滅状態になり、その後はしばらく放置され、1970年代に大規模な再開発計画が持ち上がったものの地元住民の猛反発を受け、建物を修復しつつ歴史的建造物を保存していこうという運動が起こって、こうしておしゃれなカフェやレストラン、ブティックなどが並ぶシドニー一の観光地となったのだそうだ。

昔ながらの石造りの細い通路や階段、歴史を感じさせる家々が建ち並び、町全体が巨大な迷路のよう。 裏道の階段とか小さな小道とか、気のむくままにブラブラするのが楽しい。

古い石畳の狭い舗道をはさんで、
カフェやおしゃれなブティックが並ぶザ・ロックス地区
街中に大きな岩壁がど〜んと存在する
最初の入植者の住居でもあり、囚人の受け入れ事務所でもあり、
港湾管理局でもありと、ユニークな歴史をくぐりぬけた
シドニー最古の建物
岩壁と古いアパートメントの間からハーバー・ブリッジ
迷路のような通路や階段の脇に佇む
レンガ造りの古い住宅
住宅の基礎だけが残っている遺跡を利用して造られた
ファウンデーション・パーク。
イスやテーブルをリビングルームのように配置しているのがかわいい
岩壁を抜いた趣ある階段はArgyle Stairsと呼ばれる
Argyle Cutと呼ばれる大きなトンネルは、
囚人がのみとハンマーだけで造ったんだって
The Rocksを案内してくれたブライアンおじさん

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