Friday, June 27, 2014

代官山蔦谷書店

代官山は蔦谷書店へ。本は90年代半ばをピークに近年はガタッと売り上げが落ちているという話だけれども、そんな中こんな大型書店を作っちゃった蔦谷さんスゴイ! 旧山手通りに面した一等地はもともとは水戸徳川家屋敷跡だったとか。代官山らしくステキにランドスケープされた緑あふれる広〜い敷地内には、1号館2号館3号館と書店の3つの建物が並ぶ。店内は気が遠くなるほどたくさんの書籍に音楽ソフトやDVD、アートフルな雑貨のコーナーやおしゃれな文具たち、各所に立ち(座り?)読みや試聴のできるラウンジがあり、コーヒーショップはもちろんコンビニのファミリーマートまで入っている。図書館を思わせるディスプレイの書棚たちは、ていねいに考えられたジャンルごとにエリアが区切られているので、広大な店内で途方に暮れることなく落ち着いて本を探すことができる。書棚の間を彷徨いながらお喋りしている人たちも多く、通常の書店の常識を破った、いわば本をベースにしたテーマパークのよう。好きな人なら何時間でもここで過ごしちゃうのだろう。アメリカではこういう複合書店の先駆けであったBoadersがすでにつぶれてしまい、Barns & Nobleも最近ではぱっとしない中、この手の本屋が成功すると考え、ここに来るような人たちを代官山でなら集められると見越したビジネスセンスは凄いと思う。まんまと引っかかっているワタシではあるが、近くにあったら毎日でも通いたい本屋さんなのだ。

上から下までびっしりと本が並んだ書棚。
不思議と圧迫感はない
TsutayaのTをモチーフにした白いタイルがなにげなくてかわいい外観
本だけでなく音楽や雑貨やゾウまでいろいろ
T-Siteと呼ばれるモールはお店もゆったりと配置され
緑が豊かで雨も瑞々しい

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