お疲れさま、クリスマス・ツリー

ホリデイのお祭り騒ぎもひと段落、どこも仕事が始まり、街はいつもの風景。そんな中、目にとまるのは裏通りのゴミ収集所に放置された、お役目を終えたクリスマス・ツリーたち。ファー、スプルース、パインなど生木のツリーは、部屋の中がとてもいい香りになって、クリスマスを華やかに贅沢に演出してくれるけれど、シーズンが終わったあとのこの姿はいつも悲しい。これらの生木は市が収集し、マルチと呼ばれる細かい木片になって様々な用途にリサイクルされる。それでも、むき出しゴロリでゴミ収集所に横たわるクリスマス・ツリーは、なんだかアメリカの行き過ぎた商業主義を象徴しているようにも見えてしまうのだ。