Wednesday, January 25, 2012

Kek Lok Si Temple(極楽寺)

ペナン・ヒルの麓にあるマレーシア最大の仏教寺院ケ・ロク・シ・テンプル(極楽寺)。広大な敷地の中にいくつかの寺院、庭、お堂、彫像などがあり、ハイライトは中国・タイ・ビルマの建築様式をひとつに積み重ねた7層から成るパゴダと、高崎観音を思い出させる巨大観音像。膨大な数のランタンや、金銀赤青黄に彩られた数々の装飾の中を歩いていると、なんだかどっかにいっちゃったみたいで、まさにこれが極楽のイメージというわけなのね。こう言っちゃぁなんだけど、ここは仏教界のディズニーランド。拝観者(観光客)は様々な様式の建物(アトラクション)に列を作って入場し、お香をたいたりお札を買って願いごとを書き込んだりお賽銭をあげて祈りを捧げたり(アトラクションを楽しんで)、ケーブルカーに乗って高台の観音堂(シンデレラ城)を訪れ、日暮れを待って、エレクトリカル・パレードさながらのライトアップを拝む。そして最後は世界共通、ギフトショップを通ってのお帰りとなる。でもまぁ、一見の価値はある。とにかく広大だし、贅を尽くした建造物はどれも見応えたっぷり。高台からの眺めもいいし、下品なくらいのにぎにぎしいライトアップも、ここまでやってくれれば脱帽という感じ。物見遊山の観光客も多いだろうけれど、長年の夢が叶って遠くからやってきたという人もたくさんいるのだろう。わたしは敬虔な仏教徒ではないので、ちょっとシニカルな目線で見てしまいましたけれど、バチが当たりませんように。

 

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