Thursday, July 3, 2014

京都スイーツ

鍵善良房(かぎぜんよしふさ)

江戸時代の創業。祇園四条では有名な老舗のひとつだそう。こちらで目玉商品のくづきりを。吉野の本葛だけを使って作るそう。蓋に蒔絵が描かれた輪島塗りのお弁当箱のような容器は、上段にシロップ、下段には冷たい氷水に泳がせた、不揃いのくづきり。この不揃い加減がいかにも手作り風だし、きっとシロップの絡みもよくするんだな。黒蜜のシロップは濃厚。かなり甘いので、ほんのちょっとだけ、箸でつまんだおそばのほんの先っぽ1センチくらいにつけるだけでいい。暑い暑い京都の町を歩き回ったあとでの冷たいくづきりはのどごしさわやか、癒される~。ボリュームがあるので、ふたりでひとつでもよかったかもね~、といいながらしっかり一人前いただいてしまったのだ。

こんな感じで出て来て….
上段がシロップ、氷水に浮かべた涼しげなくづきりは下段に
このお店でお茶と一緒にサービスされるお干菓子「菊壽糖」 
菊を象った阿波和三盆のなめらかな口溶けはさすが! 
たっぷりのくづきりのあとで、甘い甘い! Photo by あ
老舗っぽ~い、上品なお菓子売り場

太極殿茶寮栖園

六角通沿いの古い町家造り、大きな暖簾が目を引く甘味屋さん。かき氷を目指してここまでやって来た。京都だけに宇治でしょう、ってことで、宇治ミルク白玉のせ。ふわっふわの絶品! 友人はレモンシロップ。見かけは地味だけれど、ナチュラルなレモンは甘みと渋味が絶妙のバランスで、しっかりとしたコクのある一品。夏の京都でコレを選ぶとは、オトナだ~。

どっしりとした構えの町家造りに暖簾がかわいい
ステキな坪庭に面した席についた
これぞ正統派、京都の宇治ミルク
オトナなレモン。トップにレモン・ジュレ Photo by あ
吹き抜けがゴージャスな町家内部

フレンチトースト

新京極通りのアーケードにある昭和7年創業のレトロな自家焙煎のコーヒーショップ「Smart Coffee」で朝食。玉子をたっぷりと使ったフレンチトーストは素朴でふわっふわで美味~。昭和な感じの店内もこれまたすっごく落ち着くのだ。


半夏生

両足院のお茶室「臨池亭」でお抹茶と一緒にいただいたおまんじゅうが、その名も「半夏生(はんげしょう)」 中は鶯色のこし餡、外側の白皮の生地とで半夏生にみたててあるのだそう。食べてしまうのがもったいないような上品なお菓子。お茶室の縁側に腰を下ろして、庭の半夏生を眺めながらゆっくり美味しくいただいた。


山鉾巡業餅

帰りの新幹線に乗る直前に友人が買ったおみやげの京菓子。結局新幹線の中で食べちゃったのだった。ゆず味の求肥をパンケーキで包み、パッケージには京都祇園祭の長刀鉾。大祭のハイライトである宵山を来週に控えた、ホットな京都への1泊旅行は、甘くて美味しかったのだ!

新幹線の中で食べちゃったお餅 Photo by あ
これが長刀鉾の模型。
いつかホンモノの山鉾巡行も見てみたいなぁ

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