Saturday, February 7, 2015

グラマシー・タバーン

ニューヨークの今を代表する超人気店グラマシー・タバーンでお昼を食べた。コース料理のみのダイニングルームは常に予約がいっぱいでハーバード大学に入るより難しいと言われているらしいけれど、予約を取らないバーエリアなら席さえ空いていればということで、時間を少しはずしたせいか、ほとんど待たずに入ることができた。ラッキー! 食事もバーならカジュアルなアラカルトなので、実はこっちのほうが量もお値段もワタクシ向き。このお店、人気のヒミツはこのエリアでいくつもの人気レストランを経営するダニー・メイヤー氏と、フランスやニューヨークの数々の有名店で経験を積んだシェフ、マイク・アンソニー氏がこだわる地元の食材と季節の要素。実に当たり前のことなんだけれど、コレが従来のアメリカ料理には決定的に欠けていた。それが昨今のオーガニックやローカル回帰へのナチュラルブームと重なって、ニューアメリカンと呼ばれるジャンルを創り出し、大ヒットしているというわけなのだ。店内はカジュアルさと品の良さがほどよく調和し、かしこまった感じはまったくないけれど、怒鳴らないとしゃべれないような喧噪もなく、すべてがバランスよくていい感じ。店員さんたちもみんなにこやかで、忙しさを感じさせない余裕ある対応と、おしつけがましくないサービスはとても気持ちがいい。そしてお味はもちろん言うことなしの美味しさ。さすがはニューヨークの人気店である。

ダイナミックなんだけれど、品の良い、
タバーンと呼ばれるバーエリアには、
大きなバーカウンターと落ち着いて食事のできるテーブル席がある
店内にぜいたくに飾られた花々もナチュラルさを演出
ラムとスイートポテトのフラットブレッド
かぼちゃとストライプ・バスのチャウダー(手前)と、
シーバスのグリルとキノアのリゾット、カリフラワー添え
ていねいに切り分けてくれるチーズ・セレクションも試したい

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