Sunday, October 14, 2012

藤間流シカゴ

シカゴで36年を通して藤間流の日舞を教えていらっしゃる藤間秀之丞先生率いる藤間流シカゴの、年に1度のリサイタルを訪れた。わたしがランニングで時々痛める足腰を診てくれる日系人のフィジカル・セラピストのリカちゃんも、ここのダンサー。リカちゃんなどとわたしは気軽によんでいるけれど、この方も藤間淑之丞さんという立派な名取りの先生なのだ。3部に分かれ3時間に渡る公演は、三味線の演奏や和太鼓のパフォーマンスを間々に入れながら、飽きさせることなく華やかで艶やか。これだけの舞台を作り上げることもお稽古を続けることも、運営や資金集めなどとても大変な事だと思う。それでも誰かが続けていかなければ途絶えてしまうこうしたエスニック・グループ(日本のみなさん、そう、アメリカでは日本人はエスニック・グループなのですよ!)による伝統芸能。アメリカの大都市の片隅でこんなふうに地道に真面目に取り組んでいる人たちには本当に頭が下がる。きのうのシルクロード・アンサンブルと較べれば、規模も雰囲気も作風も有名度も全く異なる2つのパフォーマンス・アートだけれど、どちらもゴールを極めれば、異文化の理解から世界の平和に繋がっていくはずなのだ。そう信じてわたしはどちらも応援したい。アートとPeace....いい週末だった。

シカゴで36年、グループを率いて伝統芸能を継承する藤間先生
右の赤い着物がわたしのフィジカル・セラピストで
リカちゃんこと、藤間淑之丞先生

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