Friday, October 26, 2012

High Line

ウエストサイド・チェルシー地区の空中公園High Lineは、廃線になった列車の高架橋をリノベーションして公園にしようという、ニューヨークで注目されている都市再開発プロジェクトの1つ。2年前に訪れた時はまだオープンほやほやで、ミートパッキング・ディストリクトから20th Streetまでの第1フェイズが完成したばかりだったけれど、今回は34th Streetまで延長された北端の入り口から入り、ずいぶんと草木も成長した公園を歩いた。、非営利団体が運営するこの公園、企画やデザインはプロボノ、ファンドは個人やコーポレートの寄付だけでまかなわれている。普段ここで働く人たちももちろんボランティアだ。ローカルのビジネスやコミュニティを巻き込んでのさまざまなサポート・プログラムやキッズ・プログラムなども開発され、サステイナブルな都市再開発のモデルとして勉強させてもらえることが多い。高架下の暗がりから光りの中へ吸い込まれて行くような階段。大都市なのに広い空。さまざまな角度から眺めるニューヨークの街。随所に置かれたベンチや沿道の看板、ストリート・アートなどもいちいちおしゃれなのだ。まだまだ延長される予定のこの空中庭園、これからも目が離せないニューヨークの新名所である。

High Line南端の階段出入り口。
高架がストーンと断ち切れているのがおもしろい
曇り空が残念だけれど、ニューヨークは秋の紅葉全盛期
線路もそのままオブジェとして残っている
ボードウォークも線路を生かした設計
高架から見下ろすチェルシー地区のカラフルなギャラリー街
街のビルボードも目の高さに
エンパイア・ステート・ビルも見える
劇場のスクリーンを通して街を観るよう、シアター風に設計された広場
ボードウォークの脇に作られた階段状のベンチは
マン・ウォッチングに絶好の場所
まるで遺跡のような古い倉庫の煉瓦壁はダイナミックで美しい
迫力ある壁画アート
いかにも人が窓から覗いているように見せた、ウインドー・アート
周辺民家もベランダをアーティスティックに装飾
ビルを通り抜けるトンネル内には、
コーヒー・ショップや様々なストリート・ベンダーたち
沿道のジャンベ・プレイヤー

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