Monday, March 25, 2013

Take a Penny, Leave a Penny

アメリカってとこは何でも大雑把で、やれやれ、と思うことが多いのだが、たまにそんなところにとっても好感が持てる時もある。そんなことのひとつがこのシステム、Take a Penny, Leave a Penny。個人経営のお店やレストランなどでよく見かける、レジ横に置かれた小さな箱とかバスケット。ここに、お釣りで出たペニー(1セントのコイン、いわゆる1円玉みたいなものですな)を、あんまり気にかけない人はじゃらっと置いてっちゃうのだ。そして、あとから来た人が支払いをする時に、もしちよっとだけ足りない端数があったりしたら、そこから1セントとか3セントとかを貰って、支払いの辻褄を合わせる。そんな、見ず知らずの人たちの間で交わされる、ギブ・アンド・テイクのシステムだ。わたしの場合、端数を合わせてお金を払うという日本的な習慣をいまだにキープしていて、小銭は持っているとけっこう重宝するからあんまりギブしたことはないんだけれど、テイクさせて貰ったことは何度もあります。はは。レジで小銭入れの中をごそごそ探っていると、明るくておしゃべりなレジのおばさんやおじさんが、ほれっ、て箱から小銭を摑んで、金額を合わせてくれっちゃうってことも多いのだ。大規模なスーパーマーケットやチェーンのお店ではあまり見ることのない光景なので、どちらかというと古き良きアメリカ的な習慣なのかも。隣人は基本的に善人、という前提で信頼関係が保たれているおおらかさが、なんとも微笑ましいステキな「大雑把」。ただ、カフェなんかでレジの横に置いてあるビンなどの中の小銭が、バリスタさんへの「チップ」という意味の時もあるから、そういう場合はそこから小銭を取ったら泥棒になっちゃうので、要注意。

No comments:

Post a Comment