Monday, March 10, 2014

ベア・ハグ

「やぁ、久しぶりだね。元気にしてた? 会えて嬉しいよ」 で、ぎゅっと抱きしめてほっぺにぶちゅ。アメリカの典型的な挨拶である。この「ぶちゅ」の部分は何年たってもいまひとつ馴染めないのだけれど、「ぎゅっと抱きしめる」のハグの部分は、ワタシにとっては結構好きなアメリカの慣習のひとつになっている。これはシカゴの話ではないのだけれど、ちょっと面白いハグ・プロジェクトを見つけたのでここでご紹介。

街には音楽やアートや通りがかりの偶然の出来事など、楽しいことやハプニングがいっぱい。でも最近の人たちは、みんな手元のスマートフォンの操作に夢中で、周囲のことなど気にもかけずに歩いている。そのせいで楽しいことも危ないことも全部見逃してしまうのだ。そこで、大きな熊さん、名付けて「アンチ・テキスト・ベア」が街角に登場。注意不足の人々をびっくりさせて、デジタルの世界からホントの世界へ呼び戻そうという試みだ。その脅かし方がハグ。題して「ベア・ハグ」 ビデオ ↓ を観る限りあんまりかわいくはないんだけれど、このユニークな熊さんが突然現れて、アメリカ人なら誰でも好きな優しいハグで注意を喚起してくれたら、なるほど優しい気持ちで(ってか、ちょっとずっこけたような気持ちで)挨拶を返して、もう一度周りを見渡せるかも。この愉快なプロジェクトは、テキサスはオースティン発。シカゴにも来てくれないかな。



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