Wednesday, March 12, 2014

「東北友」

東日本大震災からちょうど3年。あの日のあと、東北のために何かしたい、自分に何ができるのだろうかと、誰もが考えた。そんな気持ちを思い出させてくれるドキュメンタリー「東北友」が今夜シカゴで初公開。震災のあと、いてもたってもいられずに東北に駆けつけボランティア活動に従事し、今も非営利の支援団体を組織するなどして被災地と被災者をサポートしている、外国人ボランティアのインタビューをまとめたフィルムである。震災直後に感じたこと、現場に駆けつけて目の当たりにしたこと、被災地で知り合った人たち、何が今も自分を東北に惹きつけるのか、そんなストーリーが複数の外国人によって時間の経過をたどって語られ、「友」というテーマに繋がっていく。

かつてJET (Japan Exchange and Teaching) プログラムを通して石巻の中学校で英語を教えたというシカゴ在住のWesley Julian監督は、3年前、教え子の卒業式のお祝いにサプライズで再来日し、卒業式のまさにその日に震災にあった。そんな彼が、震災からちょうど2年にあたる去年の3月、クラウド・ファンディングのKickStarterにキャンペーンを立ち上げて資金を集め、フルタイムで働く傍ら休暇を利用してカメラマンと一緒に機材を抱えて東北を訪れ、2週間で撮影したという。日本のことが大好きで、こんなにも日本のことを考えている友人たちがいることを、広く世界に知ってもらいたかったんだそうだ。心のこもったステキなメッセージが散りばめられた、とっても優しいドキュメンタリー。ワタシもまた東北を訪ねてみたくなった。

この上映会は、シカゴを皮切りに米国各地をまわって、日本にも持って行きたいし、世界中に広めたいそうなので、機会があればみなさんぜひ観てください。プロジェクトへの寄附はウェブサイトから。KickStarterのページはこちらです。


Tohoku Tomo 東北友 - Teaser from Tohoku Tomo on Vimeo.

Tohoku Tomo 東北友 - Teaser 2 from Tohoku Tomo on Vimeo.


No comments:

Post a Comment