Thursday, March 20, 2014

アンダーソンビルのウォーター・タンク

屋上の貯水タンクが空にそびえる姿は、古い時代の面影を残すシカゴの情緒ある風景のひとつ。いつも当たり前のように街を見降ろしていたスウェーデン街アンダーソンビルのタンクもそのひとつ。スウェーデン旗を表す明るいブルーと黄色の十字が、青空にもグレーの空にも鮮やかに映えて、1900年代前半から街の愛されるシンボルだった。そのタンクが今日ついに撤去となった。尋常ではない今年の寒さで内部の水が完全に凍って膨張し、絶えきれずに傾斜が始まった古いタンクからは水が漏れ、このまま傾きが続くと落下してビルの屋根を直撃するんだそう。おそらく修復は不可ということで、街はコミュニティの大切なシンボルを失うことになる。残念。アンダーソンビルだけでなく、この冬はシカゴのあちこちで、老朽化したタンクの同じようなトラブルが相次いだらしい。そのくらい酷い冬だった、まだ終わってないけれど。こうして街の風景が変わっていく。さみしいなぁ。

クラーク・ストリートを北上していくと、遠くからでもよく見えた
大きな2台のクレーンが通りを閉鎖して、1日がかりで作業
とうとう撤去されちゃいました(涙)
Photo credit: DNAinfo/Adeshina Emmanuel(3点とも)

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