言わずと知れた世界でも最も知られた美術館オルセー。25年前にはなかったので、訪れたのは今回が初めて。シンボルとなっている時計台からも偲ばれるように、建物はかつての駅舎。セーヌ河岸に建つベル・エポックの香り漂うこの優美な駅舎が、印象派絵画のための美術館と生まれ変わったのは、フランスらしいセンスの良さなのだ。印象派、ポスト印象派を代表する、マネ、モネ、ドガ、セザンヌ、ロートレック、ゴッホ、ルソー….まるで美術の教科書を見るように、ここではそのホンモノたちに会うことができる。ぜいたく~。でもワタシが最も気に入ったのは、印象派絵画より、以前は列車のプラットフォームだった高い天井の中央ホールに、ランダムに並べられた彫刻たち。彫刻たちの展示の間におかれたベンチに座って、彫刻たちと会話するように、あるいは彫刻を見て歩く人々のリアクションを観察したり、そんな時間がとても心地よい。天窓から降り注ぐ自然光のおだやかさに、ちょっとだけうとうと….歩き疲れも癒される。
ため息が出るほど美しい、優雅な駅舎跡 |
作品と会話するように鑑賞できる中央吹き抜けの彫刻ホール |
印象派の代表のひとりは、このお方 |
ワタシが最も好きな印象派のひとつ、 ドガの「踊り子」 同じものがシカゴ美術館にもあります |
ユニークなインテリアのカフェもステキ |
大きな時計窓から覗くパリの街 |
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