Thursday, December 24, 2015

サント・シャペル

パリ発祥の地シテ島にあるサント・シャペル。ステンドグラスが美しいのでぜひぜひ行きなさいと薦められたこの教会は、敬虔なクリスチャンであった13世紀のフランス国王が自身のキリスト・コレクションを安置するためにに建てた礼拝堂で、ゴシック建築の粋を極めた傑作と言われているんだそうだ。そのゴシック建築の外観は、灰色の石が冷たい感じでとてもシンプル。近づけば細部まで施されている装飾もぱっと見ただけでは気がつきにくいので、ホントにここか? と思うほど地味なたたずまい。でも、セキュリティを抜けて1階の入り口から狭いらせん階段で2階の礼拝堂に上がると、思わず感嘆のため息。繊細な図柄と色が組み合わされた高さ15mにも及ぶ巨大なステンドグラスが、礼拝堂を取り囲む周囲の壁を埋め尽くしている。それぞれのステンドグラスは新旧聖書の場面が1000以上再現されているそうで、グラスを通して差し込む柔らかい光は、ピンク、オレンジ、青など様々な色が入り混じり、きっと万華鏡の中に入ったらこんな感じ? この空間ではクラシックなどのコンサートも開かれるようで、機会があれば音楽も聴いてみたい。

思わず息を飲む見事なステンドグラス。
写真で伝わらないのが残念
繊細な図柄は様々な聖書の場面だそう
ぱっと見、地味なんですけどね、外観

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