Friday, July 12, 2013

ポーター

もうひとつ、このトレッキングになくてはならなかったもの、それはポーターたちの存在だ。このインカ・トレイルへの入山制限が1日500人なら、そのうちの300人がガイドとポーターたちだという。ワタシたち16人のチームについてくれたのは、食事を担当してくれるシェフを含めて20人。この人たちはみな、このトレイルの周辺に暮らす農家の人々。農業の合間にエクストラの収入を得るためこの仕事をするんだそうだ。とにかくみな強靭な体力の持ち主で、全員分のキャンプ道具一式、食事などをするダイニング用のテントやテーブルと椅子、総勢38人の4日分の食糧やクッキング・ツール、非常用のクスリや水、酸素ボンベ、そして毎日の食事やキャンプ生活で発生する38人分のゴミなどを背負って、Tシャツ短パン、サンダル履きで、トレッカーたちをスタスタスタスタ追い越して行く。そして、ワタシたちが次の休憩場所やキャンプ地に着く時には、すぐに心地よく休めるよう完璧に準備を整えてくれているのである。ワタシのつたないスペイン語で話しかけても、はにかんだシャイな笑顔をチラリと見せるだけで、なかなかコミュニケーションをとれるところまではいかなかったけれど、この人たちのハードワークなしにこのトレッキングはあり得なかった。ホント、感謝感謝である。

大きな荷物を背負ってスタスタ走って行くポーターたち
20人のポーターとガイドのエドウィン、
アシスタント・ガイドのジミーを入れて
総勢38人がワタシたちのパーティだった

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