Tuesday, July 16, 2013

Sacred Valley(聖なる谷)の遺跡

モライはインカの農業遺跡。標高3500mの高地の窪地にインカの石積みによって造られた、美しい同心円状の段々畑だ。畑の最上部と最下部では約15℃も気温が違うのだそう。一説によれば、ここで異なる種類のジャガイモや豆を育て、その育ち具合を調べる実験農場の役目を果たしていたという。他の多くのインカの遺跡同様、すぐれた灌漑システムも整備されていたそう。 



インカ以前の時代から今も現役で使われている真っ白な段々畑はマラスの塩田。高濃度の塩分を含む湧き水をこの段々畑で日干しすることによって塩を生産するそのやり方は、インカの時代から変わっていないのだそう。昨日までいくつも見てきたインカの石積みの段々畑だけれど、まさにここもそれと同じ。4000に及ぶ棚田は、現在20ほどの家族が管理して生活しているそう。精製した塩を袋に詰め、ロバの背中に背負わせてインカの町まで運ぶという何百年も変わらぬ営みを、今も続けているのだそうだ。


2 comments:

  1. Anonymous8/17/2013

    いつかここを訪れたら次の年の梅干しはこの塩で作りたいなぁ。 あ

    ReplyDelete
    Replies
    1. ぜひお願いします。楽しみにしています。

      Delete