Saturday, July 6, 2013

在外投票

シカゴ領事館に参議院選挙に行って来た。在外選挙人証の記録を見るともうここで投票するのも6回目。けれど、相変わらず緊張する。とにかく見張られているのだ、会場にいるあいだ中。

セキュリティががっちり立っている部屋に入ると、在外選挙人証とパスポートで本人確認をされたあと、部屋の中央にあるテーブルにエスコートされ、そこで投票用紙請求書と投票用紙を日本に送付する封筒に選挙管理委員会の宛先を書く。わたしの場合は世田谷区選挙管理委員会。投票用紙は「選挙区選挙」と「比例代表選挙」のどちらか、あるいは両方を請求できる。広い会議室にこの時点で投票する人はわたしひとりで、その間、役員さんが3人ほどわたしの行動をじっと監視。緊張する。ボールペンで請求書と封筒の宛名を書き終わると、それを持って次の部屋へ。正面のテーブルには左から、本人確認をする人、投票用紙をくれる人、投票が済むと用紙を受け取って封筒の送付先の住所等に間違いがないか在外選挙人証と照合して確認し、用紙を封筒に入れて封をする人、最後に封筒に署名をする人、そして選挙立会人、全部終わると「どうぞお帰りください」と言う人が、それぞれずらーっと並んでいて、みんなニコニコしているけれど、ちょっとひるむ。再度の本人確認のあと投票用紙をもらい、その人たちの視線の真っ正面にある仕切られた個人用のブースへ。背中にずっーと視線を感じたまま、なんかカッコ悪い靴履いてきちゃったなとか思いながら投票。記入した投票用紙は選挙区、比例区とそれぞれ小さな封筒に入れて封をし、それらをさらにまた少し大きめの封筒に別々に入れて署名。それぞれ封をして役員のところに持って行くと、ふたつまとめて先ほど宛名を書いた封筒に入れて封、署名を貰って終わりである。これらの封筒は投票期間終了後、まとめて日本の各選挙管理委員会に送付されるのだそうだ。

メディアを見ても、前回12月の衆議院選挙の時のように盛り上がってない気がするのは気のせい? 投票期間が始まったばかりの土曜の朝イチということもあるのだろうけれど、今回わたしが会場にいるあいだ、選挙に来てる人はわたしひとりだけだった。いったい何人くらいの人がこのシカゴ総領事館で直接投票するのか思うと、在外選挙も手間とお金がかかって大変だ。選挙人ひとりに対する役員の数を考えたって、高級ホテル並みの待遇だもんね。でもそれだけに、海外にいても責任を果たせるこのシステムはありがだい。もう少し緊張しない環境を作ってくれればもっとありがたいのだけれどね。

みんなニコニコしているけれど、会場内はとてもとても
写真を撮っていいですか、と聞ける雰囲気ではない。
なので、これはビル1階に設けられたサイン

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