Thursday, July 11, 2013

コカの葉

コカの葉は、10枚ほどを手の平で重ね、それで耳かき1杯ほどの石灰をくるんで口に入れ、奥歯でクチャクチャと噛む。30分ほど噛んでジュースを絞り取ったらあとはカスをペっと吐き出す。ますます怪しい感じだけれど、ビタミン、鉄分、ミネラル、電解質を豊富に含むコカは高山病だけでなく頭痛や風邪にも効果があり、古くから土地の人々が日常的に使っていたものだそう。街の物売りのおばさんたちや、ポーターたちが年中クチャクチャ口を動かしているのも、チューインガムではなくコカの葉だったのね。でも実際にこのやり方で噛んでみたコカは、ワタシにはちょっと強過ぎ。あっという間に口の中が痺れて、痺れはすぐに手足にも回り、5分が限度、とても30分も噛んではいられない。そんなわけでワタシはお子さまバージョンのコカ・キャンディで代用。そしてクスコからこっちすっかり飲み慣れたコカ茶も、冷えた身体を温めたり、薄い空気に軽い頭痛を感じた時に、身体に優しく効いてくれた思うのだ。

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