最終日の朝は早い。3時半起床で急いで朝食。まだ暗いうちにキャンプを出発し、マチュピチュへ続くインカ・トレイル最後の6キロが始まる手前で並んで、トレイルのゲートが開く5時半を待つ。ここで大行列の後方についてしまうとマチュピチュへの到着が遅れてしまうため、早めに行ってゲートのオープンと同時に歩き出すというわけだ。
トレイルのゲートオープンと同時に歩き出す |
ゲートからマチュピチュの入り口Sun Gateまでは約1時間。ここを歩いている間に辺りが明るくなる。Sun Gateとは、毎年12月22日の冬至の日に(南半球だから夏至になるのかな)、太陽の光がここを通って真っ直ぐにマチュピチュの太陽の神殿に射すようデザインされたインカの遺跡。トレイルの最後、約50段の急階段を上がりきったところにこのSun Gateがあり、突然目の前がぱぁーっと開けてマチュピチュの遺跡群が眼下に広がる。感動の一瞬。この一瞬はインカ・トレイルを歩いて来たものたちだけが貰えるご褒美のようなものだ。Sun Gateの内側のテラスに腰掛け、しばらくは言葉もないまま、4日の間目指して歩いてきた、目の前に広がる最終ゴールをみんなでぼーっと眺めたのだった。
Sun Gateの標識 |
最後の急階段を上がりきる |
ゲートの間からマチュピチュの方向 |
ほら、あそこに見えるでしょ、と、エドウィン |
見えた! マチュピチュ!!! |
しばし呆然と眼下を眺める仲間たち |
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