緑茶ブーム？

Whole Foodsにて「TEAS’ TEA」の大セール。「TEAS’ TEA」とは伊藤園のお茶のアメリカン・ブランドで、純粋な緑茶に加えウーロンとかジャズミンとか何種類かのフレーバーが揃っているけれど、「お砂糖が入ってない」ってとこを強調して、いわゆる旧態の甘いアイスティーとの差別化を図っている。伊藤園さんは「おーい　お茶」もネーミングそのまんまで販売を展開していて、わりと普通にそのへんのスーパーマーケットで買うことができる。清涼飲料水といえばコーラのような甘ったるいポップしかなかったひと昔前に比べると、アメリカのドリンク市場も変わってきているのだ。

そういえば去年のこの時期にこのブログでも紹介した、ニューヨークのブルームバーグ市長による肥満対策「16オンス（約半リットル）以上の砂糖入りスーパーサイズ・ソフトドリンク販売禁止条例」　議会では可決されたものの裁判所による停止命令で、結局うやむやになってしまった。それでも消費者意識へのインパクトは大きかったようで、今年は糖分の多いフルーツ・ドリンクやスポーツ飲料を控えようというキャンペーンが行われている。フルーツとかスポーツっていうと聞こえはいいけれど、大量に含まれる砂糖は肥満や糖尿病への引き金になりますよ、と警告。

そうなってくると、ニッポンのお茶ドリンクには絶好のビジネスチャンス？　ジャパニーズ・ブランドのお茶としては、アメリカでは今のところ伊藤園さんがひとり勝ちだけれど、ニッポンで蓄積したノウハウを生かして、他のメーカーさんたちにもじゃんじゃん進出してもらいたいと思うのだ。個人的には、「爽健美茶」に来て欲しいなぁ。