Friday, June 28, 2013

サン・ロケ教会

そういえば中学の時に歴史で勉強した。南蛮貿易とか天正少年使節とか。そう、その天正少年が滞在したのがここだったんだって。バイロ・アルトのサン・ロケ教会。なんと、16世紀のことですよ。地震で崩壊してしまったファサードはのちに再建されたものだけれど、内部はほとんど当時のままだそう。モダン、と言っていいのかわからないけれど、比較的さらりとした外観と、華美な装飾で目を見張るようなゴージャスな内部との対比がおもしろい。まだ誰も海外旅行なんかしたことのないそんな遙か昔に、少年が、長く厳しい航海を経て、見たことも聞いたこともない異国の地に足を踏み入れ、どんな思いでこの教会の天井を見上げたのか。想像すると教会の見方もちょっと変わってくるよね。

外観。ね、わりと古っぽくないでしょ?
内部。天井まで見事な装飾
アズレージョも素晴らしい
黄金の間ですよ

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