Friday, June 28, 2013

バイロ・アルト地区

エレベーターで上がって着いたところが「高い地域」という意味のバイロ・アルト地区。ガイドブックや観光パンフレットの表紙になったりする、いわゆるリスボンらしい坂道の風景がここにある。高いエリアにもかかわらず下町っぽいというか、軒を連ねる商店街に普通の人の生活が垣間見れたり、狭い路地にレストランがテーブルを並べていたり。労働者層の生活の苦労や哀しみを謳った、ファドと呼ばれるポルトガルのブルースを聴かせるバーがたくさん揃っているのもこのエリア。そして、高台のサン・ペドロ・デ・アルカンタラ公園から一望するコンパクトなリスボンの全景が素晴らしい。正面にサン・ジョルジェ城、城下にオレンジ色の屋根の波、右側には港と貨物船の浮かぶテジョ・リバーと、絵はがきのリスボンがここから眺められるのだ。

生活感が息づくストリート
レストランのテーブルも坂道の風景に溶け込んで
暮れなずむリスボンの街
夕涼みの人々が行き交うサン・ペドロ・デ・アルカンタラの展望台

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