Friday, June 28, 2013

パステル・デ・ナタ

有名なポルトガルの伝統菓子である。パイ生地にカスタード・クリームが入り、表面に焦げ目がつくまで焼いてある。外側がパリっとして中がクリーミーな甘〜いエッグタルト。リスボン中のどこのベーカリーにも売っているし、朝食のホテルのバフェにも毎朝必ず置いてある。でも、このお店、パステイス・デ・ベレンのものは違うんですって。その昔、ジェロニモス修道院の修道士たちが資金集めのために作って売ったのが始まりというこのお菓子。ポルトガル中で一番美味しいとされるこの店の、修道院から受け継いだというそのレシピは門外不出なのだそう。お持ち帰り用のカウンターは長い行列でわんわんしているけれど、奥のカフェをのぞくと席が空いていたので、ここでコーヒーブレーク。ひとりで2つ3つ食べるのが当たり前のようで、オーダーしたら「いくつ?」って聞かれ、ひとつだけ頼んだらちょっと怪訝な顔をされた。でもさ〜、どこが違うんでしょ!? 焼きたてで温かいのは疲れた身体に確かにとっても優しいけれど、でもそれ以外、ワタシにはマリオット・ホテルの朝食で出るナタとの違いがわかりませんっっ。

ジェロニモス修道院から歩いて来ると、
人だかりが見えるのですぐにこの店だとわかる
お持ち帰り用のカウンターは観光客の長い列
ずいぶん歩いて疲れていたので、何も考えずに食べちゃって、
うっかり写真を撮り忘れた。
これは隣に座った中国人の女の子のお皿を撮らせてもらったもの。
彼女は3つ頼んであっという間に全部ぺろっと食べちゃった!

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